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代表の挨拶

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ARISE首席代表 國土典宏(国立国際医療研究センター理事長)

新型コロナウィルス感染症のパンデミックは、世界が結束して研究開発に取り組み、必要な医療を人々に早く提供する必要性を我々に強く認識させました。この目標を達成するため、国立国際医療研究センターは、アジア諸国の複数の研究機関と協力し、アジア地域の臨床試験プラットフォームであるARO Alliance for ASEAN and East Asia (ARISE) を2021年に発足させました。
ARISEでは、薬事承認を目指した国際共同臨床試験の実施により、アジア地域及び、世界の臨床研究をリードしていくことを目標にしています。アジア地域で蔓延する新興・再興感染症や熱帯感染症だけでなく、急速に高齢化を迎えるアジアで増加傾向にある慢性疾患、更には希少疾患等の、様々なアンメットメディカルニーズに対する国際共同臨床試験に取り組んでいきます。
アジアでの臨床試験は大きな成長の可能性があります。各国の研究者や医療関係者はもちろんのこと、薬事規制当局や政府機関、産業界、国際機関等とも密に連携して、アジアにおけるエビデンス創出、ひいては医療の向上に貢献していきたいと考えています。国際共同臨床試験の効果的・効率的な実施に向け、ARISEに是非ご協力をいただければ幸いです。