「東南アジア・東アジア国際共同臨床研究アライアンス、ARO Alliance for Southeast & East Asia(ARISE、アライズ)」は、国際共同臨床研究・試験のネットワークとして、薬事承認申請のための医師主導治験/企業治験の実施を通じたアジア地域における研究開発の発展を目指します。また、アジア地域におけるAROネットワークを推進することで、健康の増進と疾病・障害の削減に貢献できるよう努めてまいります。
ARISEキャパシティーディベロップメントプログラム:臨床試験の基礎
キャパシティーディベロップメントワーキンググループは、ネットワークおよび地域の臨床研究・臨床試験の専門家のために、学習教材の改善と更新を継続的に行っています。NCGMは大阪大学、国際医療福祉大学と共同で、国際的な臨床研究・臨床試験を推進するための専門家育成のためのビデオ教材を開発しました。
この研修プログラムは、国や言語に関係なく、臨床研究の基礎知識、基本的な倫理、ICH-GCPなどの規則を学ぶことができます。臨床研究の歴史と被験者保護、プロジェクトマネジメント、統計解析とデータマネジメント、ICH-GCP研修などの11のトピックで構成されています。
受講するには こちらからアクセスして下さい。 受講料は無料ですが、修了証は発行されません。
本プログラムは日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受けています。
Highlights
第3回 ARISE年次会議
2024年11月21日~22日にタイ・バンコクで開催された第3回ARISE年次会議において、ARISE運営委員、宮嵜英世ARISE代表がマヒドン大学医学部シリラート病院のApichat Asavamongkolkul 教授と記念撮影を行いました。会議のテーマは「ARISEネットワークにおけるパンデミック対策のためのワクチン試験」で、ARISEの感染症治験ネットワークとしての機能を一層強化するために、ワクチン治験の運営について討議を行いました。本会議は、国立国際医療研究センター (NCGM) とSiriraj Institute of Clinical Research (SICRES) が共催し、厚生労働省と日本医療研究開発機構 (AMED) が後援しました。 【Facebook】
FERCAP ミーティング
ムチャンガ上級研究員が2024年11月24日~26日にネパールのカトマンズで開催された第24回アジア・西太平洋倫理審査委員会フォーラム(FERCAP)にてARISEの活動を紹介しました。フォーラムのテーマは「責任ある研究実施による利益の最大化」で、アジア・西太平洋地域の倫理委員と研究者が集まり、臨床研究や臨床試験の安全な実施について議論を交わしました。【Facebook】